「摘み立てのブルーベリーをいっぱい食べたい!」単純にそう思ったことがこの農園が出来るきっかけでした。
エトファルトのブルーベリー園は、宇陀の大自然の中にある奈良県で一番古い摘み取り園です。
ブルーベリーは視覚機能を改善する効果、眼病予防効果、メタボリックシンドロームを予防する効果などがあるといわれています。また血糖値の上昇を抑える効果、血圧の上昇を抑える効果、動脈硬化を抑える効果、花粉症に対する効果なども研究されその効果が報告されています。
ブルーベリーは大きく分けるとハイブッシュ、ラビットアイ、ローブッシュのグループに分けられ、それぞれのグループにも沢山の品種があり細かくみると数百種の品種があるといわれています。エトファルトではハイブッシュとラビットアイで20種類をこえる品種が育っています。
ハイブッシュ 6月中旬~7月中旬
ラビットアイ 7月下旬~9月上旬
ブルーベリーは冬の寒い時期に剪定(枝を切る)をします。
来シーズンに向けて枝を整えて新しい枝をのばしたりあまり背が高くならないようにしたりします。
この時期ブルーベリー園は剪定した枝が山積みになります。
ブルーベリーの実ができる前に園全体を防鳥ネットで包み、できた実を鳥たちが食べてしまわないようにします。
これは大変な作業で大勢でいっせいに行います。そしてシーズンが終わると雪が降る前にネットをはずします。ネットに雪が積もり雪の重さでネットが下がり枝を痛めてしまうのを防ぐためです。
時々イノシシや鹿、タヌキ、アライグマ、アナグマなどがやってきます。根っこ近くにいるミミズや虫を食べようと穴をほってしまったり、新しい芽や木の皮を食べてしまいます。園はぐるっと鉄の柵で囲ってありブルーベリーを守っています。それでも時々夜などに隙間から入れないかと偵察にやってきます。
ブルーベリーの木は秋になると真っ赤に紅葉します。ハイブッシュから始まり遅れてラビットアイが赤く色づいてきます。
2010年よりエトファルトオリジナルのブルーベリージャムの販売をしています。デザインはもちろん、肝心の味も何度も何度も吟味して作りました。園内で採れた実を加工から瓶詰まで全て当園で行っております。じっくり時間をかけて丁寧に仕上げた自慢の一品です。加工用のラビットアイに生食用のハイブッシュを贅沢に加えることで味に深みがあり、固すぎない仕上がりはジャムとしてもソースとしても使用が可能でブルーチーズやクリームチーズとの相性も抜群です。果実を潰しきらずに作っているためコンポートのような実の量と食感が楽しめます。