12月から始まったブルーベリー園の剪定作業がやっと、やっと完了しました。ブルーベリーの木が眠っている冬の間にこれから育てる枝を選び不要な枝を切り落とす作業をします。エトファルトは摘み取り農園の為、お客さんが夏に摘み取りがしやすくなるように「木が大きくなり過ぎない」「木に手を入れやすい」「通路が通りやすい」というポイントを踏まえながら残す枝を選びます。
とはいえ、切る前の木は枯葉が落ちたばかりの枝も伸び伸びでこんな感じです。ついつい切り過ぎたり、切るのがもったいなく感じて切り足りなかたりと1本1本考えながらの作業はなかなか進みません。小さな木を入れると800本ほどの木と向き合いながらの作業です。寒い日も雪の日も続くこの作業、蕾が膨らむまでには終わらせなくてはなりません。
そして、厄介なのがこの小さなミノムシの赤ちゃん。どれがミノムシか分かりますか?実は写真には20匹くらい映っています。新しい木の芽や蕾に交じってひっそりとぶら下がっているこのミノムシを剪定作業と並行して駆除してきます。無農薬栽培の為、薬は使わず1つ1つ手で取り除いていきます。多い時は1本の木に100匹近くいることもありますが地道に取り除きます。
剪定完了の目標はだいたいお彼岸に肥料をあげるまでに枝を切り落として地面に散らばる枝を集めるというのが優秀な出来かなと考えていますが…だいたい間に合いません。今年も大雪や寒波の為の作業中断を言い訳にしっかりと遅れをとりました。蕾がほんのり色ついてきています。焦るより開き直っての作業続行です。
剪定が終わらないので途中で肥料撒き作業です。
肥料撒きは春と秋のお彼岸ごろに行います。春はこれから頑張って成長して美味しい実をつけてくれるようにと祈る思いで。秋は沢山頑張って実をつけてくれた木たちにお疲れ様と感謝しながら。春の肥料撒きは木に葉がないので、とっても楽です。歩きながら木の根元に向かって肥料を投げる作業です。とはいえ、肥料を担いで20000歩ほど園内を歩き回りましたが(笑)秋の肥料撒きは木にまだ葉が沢山ついている時期なのでこの20000歩を中腰、もしくはしゃがみ歩きで行います。撒いた肥料は全部でだいたい100kgを少し超えるくらいでした。
そんなこんなで、やっと3月末日にギリギリで剪定が完了。今年は少し切り足りないかなと思いつつも何とか切った枝を集める作業も完了しました。散髪したてのスッキリした感じによく似た気分です。
集めた枝はこの4倍です。
誰かにこの量を見て欲しい!!と思って写真をとってしまいました。
この枝を処分したら剪定作業が完了。なんとか蕾が膨らむ前に間に合いました。来年こそはお彼岸までに終わらせるぞ~!!!(たぶん)