サフランの収穫作業が終了しました。今年の開花、収穫期間は25日間でした。乾燥した雌しべは収穫時より少し黒みを帯びた濃い赤になりいい香りがします。やっと終わった~。
そしてこの収穫作業と並行して球根の掃除作業と球根を植える畑を耕す作業も頑張ってました。今年はお天気も良かったので順調にすべての作業が進みました。
球根の掃除作業、これは来年の球根数や大きさが決まる大切な作業です。花が咲き終わった球根には沢山の芽が出ています。この芽から残す芽ととってしまう芽を選び掃除します。
この球根を畑に植えておくと来年の春に新しい球根ができます。その数は残す芽の数なのです。数が少ないと大きな球根、数が多いと小さな球根になる為、今ある球根の大きさや状態と相談しながら残す芽を選びます。来年沢山の球根が欲しい、大きな球根が欲しいという気持ちとも相談です。今年は球根が全体的に小さかったので芽の数は1本か2本と決めました。3本と欲張らないで来年は大きな立派な球根を確実につくることにしました。球根の大きさは来年の花の開花率、花の数に影響します。
昨年まで球根は畝にマルチを張って1球ずつ丁寧に植えてマルチの穴にもみ殻もいれるという過保護っぷりでしたが、なんと今年はマルチなしで間隔も狭くしてみました。さて、これがどんな結果になるかは春にわかります。これで上手くいければ作業はかなり短縮されます。量を増やしていくことを考えて今から色々と試しておきたいのです。上手くいきますよ~に!!芽の先からすでに葉がのぞき、今のところはいい感じです。
咲かないと思って早々と植えた球根や咲き終わったと思って植えてしまった球根から時々花が咲きます。こっちが本来の姿なんですけどね。
昨年はモグラに襲撃されたのでその対策。
夏の間に貯めておいたペットボトルを使って大量の風車を作りました。中にオモリを入れて回るとカタカタを音を立てて振動が起こります。その振動が棒を伝って地中のモグラを追い払う・・はず。そして外から侵入しようとする鹿だってその音に怯える・・・はず。そう信じたい、そうでありますように。畑を囲む鹿よけは昨年より1m高い位置までワイヤーを張って対策しました。今年は侵入されませんように。
風車をどんどん立ててたら畑で風車を育てているみたいな風景になりました。モグラ対策は周りの農家さんに聞いたり調べてみたりしましたがコレっといった一撃が見当たりませんでした。なので出来ることで良さそうなことは何でもやってみるしかありません。春には無事に沢山の球根ができますように。