今年のブルーベリー狩りも無事に最終日を迎えることができました。
まだ少々これから色づくピンクの実も残っていましたが摘み取りできる量や残っている実から美味しいものだけを選ぶ難しさを考えると今年の摘み取り園は9月8日で閉園となりました。ジャム用や冷凍用の摘み取り作業は12日まで行いました。残された実はものすごい加速度で落下しているので数日後にはほぼ落ちてしまうと予測しています。今年は気温が上がらなかったり雨が多かったり突然ものすごく熱くなって雨が降らなかったりと色々ありましたが、何とか無事に終了となりました。沢山のご来園本当にありがとうございました。
今年は80日間の開園となり、既に100連勤を突破するブラック状態ではありますが最後のひと踏ん張りと白目になりながら片付けに追われています。
とはいえ、農業というものは植物（生き物）相手のお仕事なのでどちら様も年中無休覚悟でされていると考えると普通といえば普通の日常ではありますのでご心配なく。結構このブラックさを楽しんでいたりする悪趣味なところもあったりすると自覚しています。
さて、最後の2週間にご来園頂いたお客様には少し試験的に摘み取りカゴ使って頂きました。ご協力ありがとうございました。
当園では小さなお子様には小さな肩掛けバケツを貸出していますが大人の方には摘み取りパックを袋に入れて手提げにして摘み取りをして頂いています。大人もバケツがあれば楽に摘み取りできるのではないか？・・・そうです、薄々私たちも一部のお客様も気づいてはおりました。問題は実が潰れてしまわないのか？パックに移すなどの作業でひっくり返す人はいないのか？葉っぱやゴミが沢山入らないのか？雨の日はどうなるのか？
考えてもよくわからないので使ってみて頂きました。常連さん、初めての方、数回目の方、色々なお客様に使って頂いた結果、全員があった方が良いというご意見でした。という訳で、来年はこちらのような何らかのバケツが登場する予定です。摘み取り量の制限がある日やお客様が多い週末は調整しますが平日の摘み取りから導入してみようと考えていますのでご期待下さい。
そしてこちらはまだ試験段階ですが冷凍ブルーベリー。
当園では収穫して冷凍したブルーベリーはケーキ屋さん、ジャム屋さん、レストランなどへの卸販売のみを行っています。2キロくらい入った大袋をまとめて卸していますが年々個人の方からのお問い合わせも増えています。
という訳で、５００ｇ単位で小売が可能かどうか？という試験もしてみることに。今年は梱包による状態の確認や長期保存後の味や使用範囲なども含めて実験中です。こちらはすぐにとはいきませんが、いつかご案内できるように動いています。
そして、閉園して人の出入りが無くなった途端に奴らがやってきます。
イノシシです。園のフェンスの周りをどこからか入れないかと掘り返しています。油断も隙もありません。守らなくては！！！
実は何箇所か突破されて少々掘られてしまいました。
イノシシはミミズを探して掘り返すのでブルーベリーの木にいたずらしたいわけではありません。しかし、夢中になって木の根っこを傷つけてしまうと木が弱ってきます。そして何より匂いがひどい。荒らされた後の獣臭は結構なものです。
ここからは雑草と動物との戦いがしばらく続きます。
そんなこんなで、閉園後も色々とやることが続きますが来年も美味しいブルーベリーが沢山実るようにこれから剪定や手入れなどしっかりと頑張ります。来年の夏にまたお会いできることを楽しみにしております。
沢山のご来園本当にありがとうございました。