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ブルーベリーの剪定作業、遅れてる

モジャモジャのブルーベリーの木が並ぶ列がまだまだあります。

暖冬で花芽がいつもより早く出ているにも関わらず、訳あって今年の剪定作業は大幅に遅れています。3か所の園と鉢植えを合わせて1000本のブルーベリーを母と二人で1本ずつ順番に剪定します。今年実をつけたい良い枝を残していらない枝やツルを容赦なく切り落とす作業です。必要、不要の判断に加えて観光農園なのでお客さんが摘みやすい形の木をつくっていきます。摘み取りする時に奥まで手が入るように、背が届くサイズに、木と木の間が通れるように、子供さんでも取りやすいように。そして数年後にどんな形の木になるか。

剪定には想像力や、イメージする力が大切だなといつも思います。

とはいうものの、昨年の剪定時に欲を出した私は全体の木の高さが少しだけ高くなれば収穫量もあがるのでは?とか考えてしまいまして全体の木のてっぺんを少しだけ長めに残しました。その結果・・・今年から剪定に台がないと届かないという始末。ということは摘み取りだって背の高い人しかてっぺんには手が届きません。今年の剪定は台に登っててっぺんを思いっ切りカットしています。

暖冬といっても雪が降るのが宇陀市です。

剪定作業は雨、積雪はお休みしますが雪が降っているくらいなら続けます。この日はあっという間に吹雪になって目が開けられず、気が付けば雪が積もりだしたので途中で中止となりました。

頭から説明すると、ニット帽は必須です。首はハイネックの上にネックウォーマー。上半身はヒートテック・ハイネックの服・裏起毛のトレーナー・ダウンのアウター・雨具、背中には張るカイロ。手は軍手、手袋2枚。足はヒートテック・裏起毛ジーンズ・ダウンのロングスカート。靴下2枚履きにダウンのスノーブーツ。もう歩くこたつ状態です。

剪定はハサミで枝を切るだけなのでひたすら直立状態です。動作で体温が上がることはほぼありません。これくらいでちょうどなのです。

たまにお日様が出てくると脱水になりそうになるので水分補給はこまめに必要です。ここまですると朝から日没まで外で作業が可能なのです。

それでも寒い時はこちら。

山の中での寒くて孤独な作業の必需品。愛用のスピーカー。

大音量で音楽をかけて歌うなり踊るなりして気を紛らわせたり体温を上げてみたり。ほぼ人がいないので気にせず好きに楽しんでいますが、たまに通りがかった人からはどう見えているのか、考えるのはやめておきます。

半分までいったかどうかの剪定作業。本来であればこの切り落とした大量の枝を集めて掃除してから肥料撒きですが今年は剪定途中で肥料をやることになりそうです。枝集めの作業もなかなかの大仕事ですがこちらは花が咲くまでには終わらせねばなりません。蜂たちがやってきて受粉してくれる邪魔はできません。そして何より下から雑草がでてくると枝は拾い上げられなくなります。春は待ち遠しいですがもう少し待って頂きたいところです。