今年もなんだかんだ迷いもしましたが開園してみました。
コロナ関連で大変な思いをされている方も、不安な思いをされている方も多い中、『開園されますか?』とか『今年も行きたい!』なんてお声も頂きギリギリまで悩んだりしましたができることをできる限りやってみるということで開園となりました。
色んなお店を参考にしてみたり、近しい業種のガイドラインを読んでみたり、周りの人に意見を聞いてみたりして、私たちの範囲でできる拡大防止策をしながら営業させてもらうこととなりました。
何をした方が良くて、何をしない方が良いのか、探り探り。
多分営業されている色んなお店や会社もきっと悩みながら工夫されてるんだろうなと今更に感謝しました。
屋外、田舎、自然・・・気が緩みそうな環境ですが、食べるものを扱うという責任をしっかり持っておかないと!と、色々ルールも決めさせてもらい今年はお客様にはご不便をお掛けしています。
せっかく開放的に楽しくレジャーをしたかったのに・・と思われるかな?と不安も抱えていましたがお客様にお会いしてその不安はなくなりました。みなさん、当然のようにマスクをして「消毒をしてやり過ぎくらいでちょうどいいのよ」と言って下さいます。ありがとうございます。(摘み取りの時は離れてマスクを外してもらっています。)園内での試食すら今年は禁止していますが、「試食禁止だと聞いて今年はエトファルトさんに来ることにしました」と言って下さる方までいて本当に気持ちが救われます。
そんなこんなで、なんとか開園したのですが次の敵は雨でした。
今年の梅雨はひどすぎる。被災された地域の方々を思うと落ち込んでもいられませんが、この長雨にはまいります。
雨でキャンセルが続く。雨で実が美味しくなくなる。雨でどんどん実が落ちる。
なんと、前半のハイブッシュ系のブルーベリーは半分以上雨に持っていかれました。雨で日程変更になった方々、すみません。ギフト発送の順番を待って下さっている方々、もうしばらくお待ちを!(まだ1キロも発送できておりません。)
エトファルトのジャム用ハイブッシュの摘み取りがほぼできていません。(来年のジャムは欠品の恐れがあります)さて、どうしたものか?!
梅雨の間の大仕事。ラビットの枝切りです。今年は特別に枝が多いです。
ラビット系はいつも長い枝が沢山伸びてきてブルーベリーが見えなくなるくらいにモジャモジャになります。梅雨の間にその枝をきれいに散髪して摘み取りがしやすい状態にします。それが今年は雨が多いからか、日照不足からか、切っても切っても無くならないくらいに枝がでていました。連日の雨の中、カッパを着て毎日作業を続けています。
枝を切り作業をしていると、よく鳥の巣を見つけます。
今回はなんと、タマゴまで見つかりました。
多分ヒヨです。園内はスズメは沢山ネットの網目から出入りしていますが
ヒヨは時々です。この卵・・・親は戻ってこれるのかしら?
分からないのでしばらくそっとそのままにしておきます。
もう一つ大変なのが草刈です。
雨が続くと草は伸び放題ですが、なかなか草刈のタイミングがありません。
雲の切れ間と相談しつつ、園に飛んで行って草を刈ります。
お客さんがいなくても、実が落ちて少なくても、草は伸びるので草刈は定期的にするしかありません。
ひたすらに愚痴を連ねておりますが、雨になんて負けてもいられません。
収穫したてのゴボウを振りまわして雨よ!降るな!と祈りのポーズです。
この雨がやんだころ、大量のラビットアイが登場します。
ここからが本番、美味しいブルーベリーを山盛り収穫にぜひお越し下さい。