アボカド栽培を開始して3年目、ついにアボカドが着果して肥大開始しています。
今年こそは収穫までたどりつく気がします。
とはいえまだ大きいものでウズラの卵くらいのサイズですが、ここまで来ただけでも物凄いことのように感じてしまいます。
1月に咲き始めた花はどんどん成長して沢山の花を2月になっても3月になっても咲かせました。品種によってはまだ花芽がついたばかりの木やまだ花芽すら出ていない木もあります。ビーフライたちは予想以上に良く活躍してくれているようですが受粉率が良い方なのかそうでないのかはアボカドの着果が初めてでミツバチも扱ったことがないので私には分かりません。しかし、思い描いていた量よりも沢山の小さな実ができていることから今年はこれで上出来だと思っています。
花が散り始めると実がついているのが目立ち始めます。初めはうわぁ~、いっぱいついてるや~ん!というくらいに見つかってこの数では木が弱ってしまうのではないかと心配してみたりしていましたが、どうもそんな心配はいらない様だとすぐに思い知らされました。
じゃんじゃん落ちます。全部落ちるのではないかと不安になるくらい落ちます。
アボカドは1万個の花で1個の実が収穫できると思えと聞いてはいましたがきっと本当です。そして100枚の葉に1個ともききましたがそうなるともっと落ちる計算です。落ち込まず、へこまずと心していましたがやっぱり見るたびにへこみます。
だって3年ですから。
この時期、新芽も同時にどんどん出てきます。
この新芽と果実が水分や栄養を取りあいます。負けた方が落ちるみたいです。着果した枝の新芽を摘心すると良いと習いましたがなんとも勇気がいります。まだまだ大きくはないアボカドの木。芽も枝も増やしたい。肥料や水を増やしたら両方が落ちずに育ってくれないものでしょうか?
アボカドは年に1度か2度葉を落として全部の葉が入れ替わります。問題はその葉が落ちるタイミング。新芽がしっかり出て葉を広げだしていればいいのですが、葉が落ちるのが先だとびっくりするくらいの丸裸になって一気に弱りだしてしまいます。
品種によっても、木の大きさによっても新芽のタイミング、花芽のタイミング、芽が先か花が先か、葉が落ちるタイミングなどどうもバラバラなようです。1品種1本か2本ずつで色んな品種を集めたので比較対象がないのは少し問題でした。
何にせよ、まだまだ勉強と観察と研究あるのみのようです。
ところで、孵化させようと集めてきたカマキリの卵。見事に生まれました。
人工で孵化できるか不安でしたが数日ハエの孵化装置にいれたタマゴは4つとも孵化してカマキリたちは、ゾロゾロと解散していきました。孵化の瞬間はあまりにも面白くて動画取っておけばよかったと思うくらいです。温度をかけていないタマゴがあと5つほどあるので次回は必ず。自然温度では孵化は4月から5月だそうです。
解散していったカマキリたちはどこへ行ったのでしょうか?小さすぎて見つけるのが大変です。ハウス内に沢山のアブラムシが発生して困っていましたが接木苗の新芽にもカマキリが一日中待機してアブラムシを撃退してくれていました。こんなにアブラムシが発生するとわかっていれば残りの卵も早めに孵化させればよかった。寒さと餌の少なさを心配して時期をずらしたのが裏目にでました。というか・・・カマキリについてはどの程度本当に役に立っているかは良くわかりません。でも虫が少ないと思う場所には小さなカマキリがいるのは間違いない法則です。来年も入れてみよ。